
・受験勉強は頑張ったけど、入試の面接は不安……
・高校受験の面接って何が見られているの?
・面接中にやってはいけないことを全て教えて!
多くの受験生は、これまで面接試験を受けたことがありません。どのように受け答えすれば良いのか分からず、自分の知らないうちにやってはいけないことをしてマイナス評価になる人も多いです。
高校受験対策では、筆記試験の勉強だけでなく面接試験の対策も行うことが重要です。
そこでこの記事では、受験生が面接試験でしてしまいがちな「絶対にやってはいけないこと」をまとめます。
この記事を読めば、高校受験の面接で評価を落とさないためにやってはいけないことが分かります。
受験生と受験を控えた子どもを持つ保護者必見です!
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まつい けいすけ(著者)の実績
・文系→中学理科の教員採用試験に一発合格
・不登校〜難関校志望の生徒対象の塾を経営
・毎年150件以上の教育相談に対応
目次
高校受験の面接で絶対にやってはいけないこと【面接態度】

高校受験の面接では、やってしまうと一発で不合格になってしまうようなNG態度があります。
入試で志望校に合格するために、やってはいけない面接中の態度を把握しましょう。
高校受験の会場であいさつや返事をしない

高校受験の面接では、教室や廊下で自分の順番を待つことになりますね。
「次の方どうぞ。」「受験番号◯◯番の人、入ってください。」
自分の順番になり、面接官から指示がされたときには大きな声で「はい」と返事をしましょう。
面接会場(教室)に入るときも同じです。「失礼します」と大きな声で言ってから、中に入りましょう。
高校受験の面接では、最初の印象がとても大切です。あいさつや返事をしないのは、絶対にダメですよ。
面接官に指示されていないのに椅子に座る

自分の面接の順番が来て、面接会場(教室)に入ったあとの話です。
面接官に椅子に座るよう指示が出されるまでは、立って待つようにしましょう。
面接会場には椅子が用意されていますが、何も言われていないのに、この椅子に座ってはいけません。
「どうぞ。」「座ってください。」
受験生が面接会場に入ってくると、面接官がこのように指示を出してくれます。面接官に椅子に座るよう声をかけられるまで、絶対に座ってはいけませんよ。
面接官に質問されても返事をしない

椅子に座り、いよいよ面接が始まります。
「あなたが本校を志望した理由は何ですか。」「あなたの将来の夢は何ですか。」
面接官がこのような質問をしますね。
質問をされたら、「はい」と返事をしてから答えを言うようにしましょう。
いきなり答えを言い始めるのは、絶対にダメ。マイナスの評価になってしまいます。
返事をしてから質問に答えるのを、徹底しましょう。
高校受験の面接中に足を組む

高校受験の面接中に、足を組んだり貧乏ゆすりをしたりしてしまう生徒がいます。これは絶対にしてはいけません。

進路ナビより引用
面接官の先生は、足元をよく見ています。椅子の座り方には十分注意しましょう。
面接官の方を見ずに質問に答える

質問に答えるときは、必ず面接官の顔を見るようにしましょう。
相手の顔を見ずに答えるのは失礼なので、評価がかなり低くなります。
「高校受験は一発勝負だし、面接官の目を見ると緊張しちゃうかもしれない……。」
そんなときは、面接官の鼻のあたりを見ながら話すのがおすすめです。
面接官の鼻のあたりを見ながら話すメリット
・目が合わないので緊張しにくい
・面接官には目が合っているように見えている
・視線が安定するのでキョロキョロしなくなる
最後まで面接官の鼻から視線をそらさず受け答えができれば、バッチリです。
高校受験の面接で絶対にやってはいけないこと【受け答え】

次に、面接の受け答えで絶対にやってはいけないことです。よくやってしまうミスが多いのでしっかりと確認しておきましょう。
面接で話す内容を全て暗記する

最も多いミスは、入試で聞かれそうな質問を考えてその回答を用意し、話す内容を全て暗記するというものです。
私の塾にもこのような対策を行っている生徒が数多くいますが、これは絶対にやってはいけません。
面接で話す内容を暗記するデメリット
・棒読みになってしまう
・声や表情の変化が少なくなってしまう
・暗記した内容を少しでも忘れるとパニックになってしまう
私自身も高校受験の面接官や入試指導の担当を行ったことがありますが、話す内容を全て暗記している生徒は棒読みで声や表情の変化も少なく、まるで機械が話しているようになってしまう人が多いです。
また、入試当日はとても緊張します。面接中に暗記していた文章を忘れてパニックになり、何も答えられなくなってしまうこともあります。
以前私が面接をした生徒の中に、このような人がいました。
「あなたの将来の夢は何ですか」
「私の将来の夢は消防士です。なぜなら地域が…。」「間違えました。なぜなら私はこの地域が…。この地域を…。」「すみません。分かりません。」
「私の将来の夢は消防士です。なぜなら地域が…。」「間違えました。なぜなら私はこの地域が…。この地域を…。」「すみません。分かりません。」
このように話す内容を忘れてしまい、結局「分かりません」と答えてしまう受験生がいます。非常にもったいないです。
将来の夢や志望理由などは、自分の思いや考えを答える質問です。良い悪いはありますが、答えに間違いは存在しません。
話す内容を全て暗記していたからこそ緊張でその文章が出てこなくなり、答えられなくなってしまうのです。
聞かれそうな質問を考えてその回答を用意することは非常に大切ですが、自分が話す内容は一字一句完璧に覚える必要ありません。
「こんな質問がされたら、こういう感じに答えよう」
この程度で問題ありません。
何となく話すことを覚えている状態の方が、緊張しているときに言葉が出てきますよ。
1つの質問にたくさん答えようとする

高校にアピールしようと1つの質問に長々と答えようとする人がいますが、絶対にやってはいけません。
・1つの質問に長々と答えてはいけない理由
・高校受験の面接時間には限りがある
・話している最中に質問と回答がズレてしまう
順番に解説します。
高校受験の面接時間には限りがある
1人あたりの面接時間には限りがあるため、時間内に質問できなかった内容については評価してもらえなくなります。
例えば、
・志望理由
・中学校生活の思い出
・将来の夢
・尊敬する人
・高校進学後に頑張りたいこと
1つの質問に対し長い文章で受け答えしていると、時間がどんどん無くなってしまいますね。その結果、5つ中3つの質問までで面接が終わってしまったとしましょう。
すると、質問されなかった2つは0点(評価できず)になってしまいます。
高校受験は一発勝負です。絶対に後悔するので、1つの質問にだらだらと長く答えないよう注意しましょう。
面接官にも「まだ終わらないのかな......」と悪印象を与えてしまいます。
話している最中に質問と回答がズレてしまう危険が高い
1つの質問に長々と答えていると、質問と答えがズレてしまうことが多いです。
例えば、「あなたの将来の夢は何ですか」と質問されたとしましょう。
「はい。私の将来の夢は保育士です。現在、深刻な保育士不足となっています。これを改善するためには、保育士に対する待遇を改善していくしかないと私は考えています。私は保育士になるために大学に進学し、特に理科に力を入れて頑張りたいです。そのため、高校では理系のコースに入るとともに、コミュニケーション力を高めるために部活動にも熱心に取り組みたいと思います。部活動は、バレーボール部を考えています。私は中学生のときもバレーボール部に所属しており、部長としてチームを引っ張ってきました…。」
このように、長い文章で答えていくうちに質問と回答がズレてしまうことがあります。
これでは、
・文章をまとめる力がない
・質問を理解できていない
・自分中心に考えてしまう人かもしれない
1つの質問にたくさん答えようとするのは、絶対にしてはいけません。
高校受験の面接では双括型で話すと印象が良くなる

高校受験の面接では、双括型(そうかつがた)の文章を意識しましょう。
*双括型(そうかつがた)とは、結論、理由、結論で構成された文章のこと
志望理由を聞かれた場合を想定して、双括型を使った答え方を紹介します。
【双括型の答え方のポイント】
・結論
私が貴校を志望した理由は、将来の夢を叶えるためです。
私が貴校を志望した理由は、将来の夢を叶えるためです。
・理由
私は将来保育士になりたいと考えています。貴校で3年間全力で勉強し、国立大学に進学して私の夢を実現したいと考えています。
私は将来保育士になりたいと考えています。貴校で3年間全力で勉強し、国立大学に進学して私の夢を実現したいと考えています。
・結論
将来の夢を叶えるために、私は大学進学に熱心な貴校を志望しました。
将来の夢を叶えるために、私は大学進学に熱心な貴校を志望しました。
初めと最後に結論が来ているので、相手からすると非常に分かりやすい答え方です。
双括型は、定期テストや受験の作文でも点数が取れる構成です。ぜひ、使いこなせるようになってください。
あいまいな志望理由を話す

高校受験の面接では、ほぼ確実に志望理由が聞かれます。
あなたは、どのような志望理由を話そうとしていますか。
間違っても、「貴校の校風が私に合っていたからです」などと答えてはいけませんよ。答えがあいまいです。
あいまいな志望理由を答えてはいけない理由
・なんとなく高校を選んだのではないかと思われる
・面接官の印象に残らない
あいまいな受け答えをしてしまうと「なんとなく」高校を選択したのではないかと思われてしまいます。
これでは面接官に、良い印象を与えられませんね。
また、あいまいな志望理由を答えてしまうと面接官の印象に残りません。
高校受験の面接官は、数十人〜数百人の受験生と面接をします。よくあるあいまいな答えだと、面接官に覚えてもらえません。はっきりとした志望理由を答えましょう。

将来の夢が決まっているのであれば、志望理由を聞かれたら自分の将来と結び付けて答えるのがおすすめです。
多くの受験生は将来の夢が決まっていません。受験する高校も、自分の学力的に何となく選んだ人が多いです。
そのため、夢を叶えるために進学したいと答えると評価が高くなります。
・大学へ進学して自分の夢を叶えるため
・資格を取って希望する仕事に就くため
・実習を通してやりがいを見つけ自分の夢を探すため
何でも構いません。
志望理由を自分の将来と結びつけることにより、高校受験の面接でより良い印象を与えることができます。
まとめ
高校受験の面接試験では、受験生がやってしまいがちな、絶対にやってはいけないことがあります。
・呼ばれたときは大きな声で「はい」と返事をする
・教室に入るときも大きな声で「失礼します」と返事をする
・面接中は面接官の鼻のあたりを見ながら話す
・面接の答えは丸暗記しない
・何か質問されたら双括型*の文章で答える
・志望理由は明確に答える
この記事に書いてあることに注意すれば、誰でも面接でA評価が狙えます。面接についての知識を深め、志望校合格目指して頑張ってください!
面接聞かれる質問とA評価がもらえる例文や受験勉強におすすめの問題集などについては、下にまとめてあります。ぜひ参考にしてみて下さい。
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