思春期 になると、子どもは親や教師に対して反抗するという話はこれまで何度もしてきましたね。詳しくは下の記事を参考にしてみてください。
その多くは親への口ごたえや無視、距離感を取ろうとするといったものです。しかし、中には親に対して激しく反抗し、暴力的な行動に移ることもあります。
今回は、子どもがひどい反抗期を迎える2つの原因とその乗り越え方について見ていきたいと思います。
思春期の反抗の特徴
多くの子どもが2歳前後で最初の反抗期を迎えますね。「イヤイヤ期」とも呼ばれるものです。
この「イヤイヤ期」が親からの「物理的な自立」だとすれば、思春期の子どもの反抗は親からの「精神的な自立」です。「自分とは何か」という問いの答えを見つけ出そうと、あれこれ悩む時期なのです。
また、周りからの目に敏感になり、ファッションや体型、髪型などにこだわる子どもも多くなります。この行動は、子どもの発達段階における「自然」なことです。なるべく好意的に捉えてあげましょう。
それでは、思春期の子どもが起こす激しい反抗には、どのような種類があるのでしょうか。また、その原因は何でしょうか。
激しい反抗の種類と反抗期がひどくなる2つの原因
思春期の子どもが起こす激しい反抗として、親に対する暴力(言葉によるものを含む)、窓ガラスを割るなどいった 破壊行為、深夜徘徊、放火などの 犯罪行為 などがあります。
それでは、なぜ子ども達はこのような激しい反抗を行うのでしょうか。主な原因について見ていきましょう。
①激しい劣等感を感じているから
まず1つ目は、子どもが激しい 劣等感 を感じているということが考えられます。
幼い頃から他人や兄弟と比較されて育ったり、過度な期待をかけられたりといった経験が劣等感に繋がってしまったのです。
劣等感を持つ子どもは、「どうせ自分はダメだから。」などというあきらめの心を持ってしまっています。自分や社会に対するあきらめから、ストレス発散のために反抗を行っている のです。
また、「親から見放されている。」という想いや「誰かに見てもらいたい。」という想いも重なり、人目につく激しい反抗を行います。
「自分は必要のない人間だから。」という気持ちがあるので、厳しく注意しても反省した様子を見せないことが多いです。
劣等感が強い子どもとの接し方のコツ 必要とされていることを教えてあげる
子どもが劣等感を感じて反抗している場合は、あなたが子どもを必要としていることを教えてあげましょう。
することは簡単です。子どもが悪さをしたときに、あなたが本気になって叱ってあげるのです。
このとき、子どもの人格を否定してはいけません。「子どもが悪さをしたこと」に対し、本気で叱ってあげるのです。
どんな子どもも、悪さをするときは人の目を気にするものです。あなたが本気になって叱ってあげることで、子どもにやってはいけない限界を教えてあげられるのです。
また、子どもを本気で叱るということは、「子どもを見ている」ということになります。
劣等感を感じている子どもは、「親から見放されている。」「見てもらいたい。」という気持ちがあります。その思いに応えてあげることにもなるのです。
叱る際に、「○○(子どもの名前)は、お母さん(お父さん)にとって大切な子どもなんだ。だから絶対にしてないでもらいたい。」というように、「私」メッセージ を伝えてあげましょう。
この時期の子どもは少しひねくれています。あなたがそのように言っても、「本当は自分が警察に呼ばれるのが嫌だからでしょ。」「学校から連絡があるのが嫌でそう言っているんじゃないの。」などと言ってくることもあるでしょう。
これはチャンスです。
このように言ってくる子供の心理は、「こう反抗しても、お母さんは「違うよ、○○(子どもの名前)が大事だから怒っているんだよ。」って言ってくれるよね。」という期待が込められています。
「そんな悲しいことを言うな。自分の子どもを大切に思って何が悪いんだ。」などと言い、子どもにあなたの想い、メッセージを届けてあげましょう。
②子どもとの距離感が近すぎた
2つ目は、子どもとの距離感が近すぎた ということが考えられます。
あなたは、思春期を迎えた子どもに対してこれまでみたいにグイグイ近づいていったり、無理やり話をさせようとしたりしていませんか。
この時期の子どもとの距離感はとても大切です。この距離感を間違えてしまったために、「うざい。」「管理されている。」といった感情が強くなってしまったのです。
そして、このように反抗し始めた子どもに対し、さらに問い詰めたり関わろうとしたりする ことにより、子どもが激しく反抗するようになってしまったのです。
距離感を間違えた場合の子どもとの接し方のコツ 来るもの拒まず去る者追わず
この状態の子どもに対し、あなたがグイグイ近づいて叱ろうとするのは逆効果です。さらに反抗するようになってしまいます。
そのため、このような場合は、子どもが話しかけてきたらそれに応じ、普段は1歩離れたところから見守るようにしましょう。
私の担当した生徒の中にもありましたが、場合によっては子どもとの連絡(会話)手段をメールなどに切り替えるのも手です。
「距離感を取りたい」という気持ちをちゃんと理解したということを、あなたの態度で子どもに教えてあげましょう。「来るもの拒まず去る者追わず」の気持ちを持つように心がけることが大切です。
また、子どもが悪さをしたときには、子どもと言い合いにならないように話を切り上げる必要があります。
あなたの想いや「悪いものは悪い」ということは伝えてあげなくてはいけません。しかし、それ以上に話を伸ばそうとすると子どもと言い争いになってしまいます。
すると、子どもは折れようとせず、「親が何もわかってくれない。」と思わせる原因にもなってしまいます。この点には注意しましょう。
思春期の反抗の乗り越え方
思春期の子どもは、基本的に親と距離を置くことで大人になろうとします。子どもはみんな複雑や悩みや葛藤を抱えていますが、その悩みや葛藤をあなたに知られることを嫌がります。
そのため、あなたは子どもの行動を調べようとせず、どっしりと見守ってあげましょう。
また、子どもが親に反抗するのは「普通」のことです。子どもが「あなたに反抗すること」に対して、悩む必要はありません。
しかし、ひどい反抗期 を迎えるのには原因があります。
その原因が「劣等感」なのか「距離感」なのか、それとも別の何か(いじめや家庭環境などに対するメッセージなど)なのかということは、突き止める必要があります。
あなた自身を振り返ってみたり、学校に相談したりしながら、原因を突き止めていきたいですね。
あなたの干渉に対して反抗するのは、自立しようとしているからです。「子どもの反抗そのもの」をやめさせるというのは不可能ですし、間違った対応です。
激しく反抗している子どもですが、親への依存心もまだ残っています。その「自立」と「依存」の中で葛藤し、もがくことでさらに不安定になっています。
親に依存したくても今更できず、受け入れられているのか確認したいために違反行為や犯罪を行ってしまうこともあります。子どもの反抗の原因を突き止め、それに合った対応をしていきたいですね。
また、子どもが激しい反抗をしている間、あなたも非常に辛い戦いをしなくてはいけなくなります。子どものひどい反抗期にストレスを感じ、悩んでうつ病になる方もいます。
「仕事や子育てに追われているあなたへ 自分の時間を持ってリフレッシュ」にあるように、自分の時間をしっかりと持つようにしましょう。あなたの心を救うヒント があるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。
いかがでしょうか。これが、子どもがひどい反抗期を迎える原因とその乗り越え方になります。
子どもの反抗的な態度は認めても、違反行為や要求を全て受け入れる必要はありません。子どもの想いや意見は尊重しますが、やってはいけないことに対しては厳しく叱る、という姿勢を取りましょう。
また、子育てに悩みすぎず、あなたの心をリフレッシュすることも大切です。1人で悩まず、周りと相談して対応していきましょう。
まとめ
・子どもがひどい反抗期を迎えるのには理由があり、それに応じた対応をする必要がある。
・あなたに受け入れられたくて子どもが反抗していることもある。
・1人で悩まない。周りの力を借りて自分の心の健康を保つ。
・子どもがひどい反抗期を迎えるのには理由があり、それに応じた対応をする必要がある。
・あなたに受け入れられたくて子どもが反抗していることもある。
・1人で悩まない。周りの力を借りて自分の心の健康を保つ。
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