「テストで良い点数取ったご褒美にゲーム買う」は絶対ダメ!?

お小遣いをもらう男の子イラスト
「○○ちゃんの家ではテストで100点だったらご褒美にゲーム買ってくれるんだって。お願い、私も100点だったらご褒美ちょうだい。」

子どもにこのように言われて困った経験がある方も多いかもしれませんね。

あなたは、子どもにこのように言われたらどのように対応していますか。また、テストで良い点数を取ったらご褒美を与えていますか。

今回は、テストとご褒美 について見ていきたいと思います。

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ご褒美を与えるのは子どもにとって必要なこと?


テストで良い点数を取ったらご褒美を与える、これは子どもにとって必要なことなのでしょうか。

確かに、ご褒美 が貰えると分かっていれば、テスト勉強 を頑張るでしょう。テストで良い点数が取れて、ご褒美ももらえる。子どもにとっても親にとっても良さそうなことですね。

しかし、それは本当に「良いこと」なのでしょうか。

学年が進むにつれ、学習内容が難しくなってきますね。すると、子ども達の気持ちはどうでしょうか。

「どうせ勉強しても、良い点数取れなくてご褒美もらえないから。」と諦めてしまうかもしれません。

「授業が難しくなったからテストで100点だったら200円から500円に増やして。」「100点じゃなくて80点でゲーム買って。」などと言ってくることもあるでしょう。

親が、「100点じゃなきゃダメだって言ったでしょう。」などと言えば、「じゃあ勉強やらない。」と反論してくることも想像できますね。

また、テストのたびにおもちゃやお金をねだられれば、家計の負担にもなりますね。これらが、「テストで良い点を取ったらご褒美を与える」システムの穴になります。

また、このとき子どもは何のために勉強をしているのかというと、「ご褒美をもらうため」ですね

こんな実験があります

よくお絵かきをして遊ぶ幼稚園児がいました。いつも、彼らはお絵かきをしています。

ある時、幼稚園の先生が、「お絵かきが上手だね。上手な絵を描いてくれた子には、ご褒美にお菓子をあげましょう。」と言いました。

すると、子ども達は喜んで絵を描き、ご褒美を貰って満足そうな顔をしています。これをしばらく繰り返していると、子ども達に異変が起きました。

先生が、「ご褒美をあげるよ。」と言わない限り、絵を描かなくなってしまったのです。絵を描くのが好きだった子どもも、先生が「ご褒美をあげる。」と言わない限り、絵を描かなくなってしまいました。

これまでは、絵を描くのが「好き」だったり「時間があるから」絵を描いたりしていました。

しかし、ご褒美を出すことによって、「絵を描く」ことは「ご褒美を貰う」ために行うことになってしまったのです。

子ども達にとって、思いがけないご褒美であれば問題ありません。

しかし、初めからご褒美を約束してしまうと、子ども達の「内発的モチベーション」(テストや勉強頑張ろう、お絵かき楽しいな)が「外発的モチベーション」(ご褒美が貰えるならやろう)に変わってしまうのです。

勉強は「自分のため」に行う


テストを頑張る男の子イラスト-min.png

現在、私は塾を経営しています。私の塾には、勉強が苦手な生徒や学校に行けない生徒、いじめや問題行動を繰り返し行う生徒が来ています

中には、小学校低学年くらいまでは勉強が得意だった生徒もいます。そんな彼らに共通していることは、「テストで良い点数が取れなくて、ご褒美が貰えなくなったから勉強をするのを止めた」ということです。

元々勉強が苦手な子どもなので、「ご褒美」を与えることでテストに向けて頑張らせてきたのですね。

しかし、勉強しても良い点数を取れなくなったので、勉強するのを止めてしまった のです。このように、勉強をやらなくなったきっかけが「ご褒美を貰えなくなったから」という子どもは多いです。

私は、「勉強は自分の将来の選択肢を増やすために行うんだよ。」と子ども達に話してきました。ご褒美のために頑張るのではなく、「自分のために勉強する」ということを教えてあげましょう。

たとえテストの点数が悪くても、頑張った子どもを褒めて認めてあげる。結果が悪かったら励まし、アドバイスをして次に向かって努力しようとする意欲を出させる。

これが子どもにとって1番のご褒美です。

勉強する「意味」を子どもに教える際には、ぜひ「勉強は何のためにするの?という子どもの疑問への答え方」を参考にしてみてください。

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まとめ
・ご褒美を約束すると、子どもはご褒美のために勉強するようになってしまう。
・子どもにとって思いがけないご褒美であれば良い。
・子どもに「自分のために勉強する」ということを教えてあげる。
・頑張った子どもを褒めて認める。結果が悪かったら励ましアドバイスをして意欲を出させる。これが1番のご褒美である

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