「読書感想文」が苦手な子どもは、非常に多いですね。夏休みの読書感想文がなかなかできなくて、苦労した経験を持つ方も多いでしょう。
今回は、「先生に評価される読書感想文の簡単な書き方」について見ていこうと思います。
きちんと「感想文にする」
読書感想文は苦手という人は、あらすじばかりの「作文」になってしまいがちです。あらすじばかりだと、自分の意見がなく内容が薄くなってしまいますね。
「楽に枚数を書ける」+「先生の評価をもらえる」という書き方のコツを解説します。感想を書かなければ感想文になりません。どのように感想を書くのかがコツになります。
書き方のコツは、「エピソード」→「自分だったらこう思う(+その理由)」と、自分の身に置き換えることです。
例題として、「浦島太郎」の感想を書いてみます。
◆文例1
「浦島太郎は子供たちにいじめられているカメを助けましたが、私はきっと、見て見ぬふりをしてしまいます。なぜなら、近所の公園で子供たちが猫をいじめていたとき、私は見なかったことにして通り過ぎてしまったからです。」
このような短文の感想のエピソードをいくつか抜き出し、自分の身に置き換えて書くことで、文章をたくさん書くことが可能です。
それらをつなげれば、とりあえず感想文の体裁にはなります。
先生の評価をもらえる「感想文」とは
感想文のキモは、「自分が先生だったら、感想文を通じてどんなことを学んで欲しいか」です。
私が想像するに、いくつか目的があると思います。
1)新しい知識を得る
2)人生の目標を得る
3)今までの行動を反省し、これからに活かす
4)自身が成長する
本を通して、自分がどのように学んだかを明確に書くことがコツです。分かりにくいと思うので、例題として先ほどの「浦島太郎」で見ていきましょう。
◆文例2
「浦島太郎は私とは違って、強くてかっこいいと思いました。私は今度誰かがいじめているところを見かけたら、浦島太郎のように勇気をもっていじめを止めたいと思うようになりました。」
さらに言うと、自分で調べてわかったことなど、本以外の学習成果を見せる と、なお評価が高くなると思います。ちょっと見てみましょう。
◆文例3
「浦島太郎に出てくるカメは、卵を産み終わったウミガメだといわれています。きっとカメは疲れきっていて、子供たちにいじめられても逃げられなかったのだと思います。」
文例1~3を繋げて1セットにします。前後に本を総括しての感想を入れる と、さらに良いと思います。
◆文例4(343文字)
「私は、浦島太郎は優しくて勇気のある強い人だと思いました。
浦島太郎は子供たちにいじめられているカメを助けましたが、私はきっと、見て見ぬふりをしてしまいます。なぜなら、近所の公園で子供たちが猫をいじめていたとき、私は見なかったことにして通り過ぎてしまったからです。
浦島太郎に出てくるカメは、卵を産み終わったウミガメだといわれています。きっとカメは疲れきっていて、子供たちにいじめられても逃げられなかったのだと思います。もし浦島太郎が助けていなかったとしたら、カメは家族の待つ海へ帰ることができなかったかもしれません。
浦島太郎は私と違って、強くてかっこいいと思いました。私は今度誰かがいじめているところを見かけたら、浦島太郎のように勇気をもっていじめを止めたいと思うようになりました。」
文例4は、カメを助けた場面のみで作られています。
これを、他のエピソード(竜宮城の出来事、現世に戻ったとき、玉手箱を開けたとき など)でも同様の書き方をすることで、原稿用紙3枚程度の感想文なら簡単に書くことができます。
いかがでしょうか。「先生に評価される読書感想文の簡単な書き方」でした。
現在の教育では、「自分の考えをしっかりと持つ」ということが大切にされています。この書き方は 学校の先生に評価されやすい書き方である と考えます。
それでは、さらに好印象を与える作文の書き方について見ていこうと思います。
読書感想文や作文は丁寧語(です、ます)で書かない方が良い
読書感想文や学校の定期テスト、入試問題などの作文では、丁寧語で書かない方が良いです。
以前、高校の先生と交流する機会があったのですが、そこで入試の作文の評価の話になりました。高校の国語の先生方の話だと、「~です、~ます」ではなく「~である、~と考える」といった文末表現の方が良い評価がされやすくなるとのことでした。
その後中学校に戻り、国語の先生に確認してみたのですが、やはり同じ意見でした。中学生以上の場合、「~である、~と考える」といった文末表現にした方が良いかもしれません。
先生によって個人差はあると思いますが、参考にしてみてください。
各クラスの先生が国語の先生に作文を推薦する
夏休みの読書感想文のうち、一部はコンクールに推薦されることもありますね。あれはどのようにして決められているのでしょうか。
私が勤めていた中学校ではいずれも、まず初めに各クラスの先生がクラス代表の感想文を1〜2枚選び、国語担当の先生に提出していました。
その後、国語の先生が選ばれた感想文の中からコンクールに出すものを選ぶ、というスタイルです。
このようにして、コンクールに推薦されていくのです。
学校の先生たちは、わずかな時間の中で、何十枚という原稿用紙に目を通さなくてはなりません。そのため、書かれている字が汚いと非常に読みづらく最後まで読まれないこともあります。
内容が素晴らしくても、字が汚いと推薦されにくくなってしまうのです。なるべく丁寧な字で書くことが、高評価につながっていくのです。
これが、先生に評価される読書感想文の簡単な書き方と学校での評価のされ方になります。夏休みには読書感想文がありますね。ぜひ子どもに教えてあげてみて下さい。
まとめ
・きちんと「感想文」にし、自分がどのように学んだのか明確に書く。
・文末表現を「~である。」「~と考える。」といった形にした方が、評価が高くなる可能性がある。
・コンクールに推薦されるためには、丁寧な字で書くことも重要である。
・きちんと「感想文」にし、自分がどのように学んだのか明確に書く。
・文末表現を「~である。」「~と考える。」といった形にした方が、評価が高くなる可能性がある。
・コンクールに推薦されるためには、丁寧な字で書くことも重要である。
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